ニンニク


ニンニク

ニンニクの効果効能

ニンニクは中国では漢方薬に用いられ、エジプトではピラミド作った労働者の疲労回復のための強壮剤として、ニンニクが配給されたり、ギリシャではオリンピックが始まったころに、選手が運動能力増強剤としてニンニクを用いるなど、ニンニクは5000年の昔から世界各地で病気の予防や治療、病後の回復などに有効な食物として珍重されてきました。

ニンニクの効果でよく知られているのは、疲労回復と強い抗酸化作用です。その他のニンニクの効能としては、殺菌、解毒、コレステロールの除去、食欲増進などがあります。現在アメリカではニンニクよるがんの予防効果が研究されていますし、ヨーロッパでは脳血栓薬などに用いられています。


スポンサードリンク


ニンニクの疲労回復、強壮効果

疲労から回復するには、摂った食事からエネルギーを取り出す、エレルギー代謝を高める必要があります。この代謝に欠かせないのは、ビタミンやミネラルですが、特にビタミンB1が重要な役割を果たしてします。しかしこのビタミンB1は、肉類に含まれていますが、吸収されずらいうえに、水溶性のため分解または排出されやすいのです。

ニンニクを肉類と一緒に摂ると、ビタミンB1の吸収を助け、体からの排泄を防ぎます。ニンニクの有効成分アリシンは、ビタミンB1と結合して「アリチアミン」と呼ばれる脂溶性のビタミンB1に変換して、体からの排泄を防いでくれるのです。

ニンニクはエネルギー代謝に重要なビタミンB1の吸収と維持を促進するうえ、独特のスパイス効果により、食欲を増進させます。

これ以外にニンニクは食べると、興奮脳内伝達物質のアドレナリンを放出を促進する働きがあります。アドレナリンは交感神経を刺激して、エネルギー生産を高め、体温を上げ、血液の循環をよくします。

このようにニンニクは食欲を増進させ、エネルギー代謝を高め、アドレナリンを放出せて、疲労回復、強壮効果を発揮させます。

ニンニクの抗酸化効果

ニンニクには強い抗酸化作用があり、血栓の原因である悪玉(LDL)コレステロールの酸化を防いでくれます。血栓は心臓病の原因にもなりますので、ニンニクを食べることにより、心臓病を予防できます。

人は自ら活性酸素を消去するシステムを持っています。それはSOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)やグルタチオンペルオキシダーゼなどですが、ニンニクはこのシステムを活性させるのです。

このようにニンニクは自らの抗酸化力にくわえて、人に備わる活性酸素の消去システムの強化といったダブル効果で、強い抗酸化作用を発揮します。

改善が期待できる症状

動脈硬化 がん 高血圧 脂質異常症 脳卒中 食欲不振 疲労 冷え性

ニンニクの有効成分

アリシン スコルジニン アリイン γーグルタミルシステイン S-アリルシステイン


スポンサードリンク


ニンニクの飲み方

ニンニクの副作用として1番多いのは、口臭と体臭です、これ以外は胃腸の炎症、胸焼け、吐き気、腹の張り、下痢などがあります。

生で食べると胃腸の粘膜を刺激しますので生食は避けてください、なるべく過熱またはお酢に漬けたものを1日2~3片を目安に食してください。

ワルファリンなどの抗血栓剤やアスピリンを服用している方は、ニンニクやサプリメントは摂らないように。


スポンサードリンク


↑ トップページ