αーリポ酸


αーリポ酸

αーリポ酸の効果効能

αーリポ酸はビタミンに似た働きをする物質で人や動物、植物によってつくられ、別名「チオクト酸」と呼ばれています。昔はドイツで糖尿病治療薬として使われていましたが、2004年栄養補助食品として認可されました。αーリポ酸はインスリンの効果を高める作用があり、糖尿病には有効に働きます。

またαーリポ酸はスーパー抗酸化物質と呼ばれ、ビタミンCビタミンEコエンザイムQ10、グルタチオンなどと抗酸化ネットワークを組み互いに助け合いながら、活性酸素を消去していく働きがあります。

αーリポ酸はまた、細胞内のミトコンドリア内部のエレルギー生産に関わる幾つかの重要な酵素の補酵素でもありますので肥満に有効だと言われていますが、現時点では肥満に対しての有効なデータはありません。


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αーリポ酸の糖尿病効果

αーリポ酸は1960年代からドイツで、糖尿病の治療薬として利用されていました。対象者は糖尿病2型の患者で、静脈注射か経口投与されました。治験も行われていて、αーリポ酸を摂取した人は、摂取してない人よりインスリンの利用効率が25%も高くなったという結果でした。このようにαーリポ酸は糖尿病に効果がありますが、摂取量は600mgと多量なため、医師の監視のもと使用しなければなりません。

αーリポ酸の抗酸化ネットワーク

抗酸化物質は数百種類存在しますが、そのほとんどが単独の活動で、活性酸素を消去しますが、αーリポ酸は他の抗酸化物質とネットワークを組んで、互いに助け合いながら、活性酸素を消去していきます。αーリポ酸とネットワークを組むのはビタミンCとビタミンE、コエンザイムQ10、グルタチオンです。抗酸化物質は活性酸素を消去すると、自らは「不活性」となり再度、活性酸素を消去することが、できなくなります。しかしこの抗酸化ネットワークの抗酸化物質は、不活性になった仲間の抗酸化物質に化学的に働きかけて、活性を取り戻させるのです。

特にαーリポ酸は、他の4種類の抗酸化物質を活性させるので、「スーパー抗酸化物質」と呼ばれています。

αーリポ酸は脳を守る

αーリポ酸は分子サイズが小さいため、脳に入りやすいのです。このため脳の神経細胞を活性酸素から守ってくれます。

しかもαーリポ酸は水にも油にも溶けるといった、珍しい特性を持っているので、神経細胞の内外、どこでも存在することができるのです。

αーリポ酸の脂肪燃焼効果?

人が食べた食物からエネルギーを得る仕組みは、細胞内のミトコンドリアで、脂肪をたくさんの酵素を使ってエネルギー源のアデノシン三リン酸(ATP)に変換することで、得られるのです。この時αーリポ酸は、酵素を助ける補酵素として働きます。

このためαーリポ酸は「代謝を高め、脂肪の燃焼せるので、ダイエット効果がある」とされているのです。αーリポ酸は確かに代謝に関係していますが、αーリポ酸に体脂肪を燃焼させる効果はありませんので、注意してください。

改善が期待できる症状

脳卒中 糖尿病 がん

αーリポ酸を含む食品

αーリポ酸は体内で合成されます。


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αーリポ酸の飲み方

糖尿病の方は、お医者さんと良く相談をしてから使用して下さい。

αーリポ酸は体内で合成されますが、年齢とともに減少します。サプリメントで摂取する場合は、食前つまり、食事の30分前に服用してください。摂取量の基準はありませんので、健康目的でαーリポを服用する時は、サプリメントの容器に表示せれている使用量を守って服用してください。


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